COLLECTION 所蔵品の紹介

(写真)

作品名火縄銃各種
時代戦国
作者-
データ火縄銃が日本にもたらされたのは、天文12(1543)年のことである。種子島に漂着した一隻の中国船に乗っていた3人のポルトガル人が持っていた火縄銃を、領主であった種子島時尭が2丁を2000両で買い上げたことに端を発する。
時尭は領内の刀鍛治師に火薬と火縄銃の製造法を習得させ、その内の八板金兵衛が製造に成功。1年間で数10丁の火縄銃の製造を行った。以降、火縄銃は、たちまち全国に広がり、それまでの名乗りをあげて戦う一騎打ちといった旧来の戦法を、一変させてしまうことになる。
コメント当時の日本は戦国時代の真っ只中でした。したがってこの強力な武器は、あっという間に全国に広まり、翌1544年には、堺(大阪)、近江(滋賀)が火縄銃の2大産地として名をはせるまでになります。
火縄銃は、その後さらに改良が重ねられ、戦争には絶対不可欠な武器となるのです。外来の高度な文化をまたたく間に取り入れ消化してしまう日本人の優秀さは、当時も現代もまったく変わっていないといっていいでしょう。

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